建辞郎建設・土木の用語辞典

二酸化窒素

にさんかちっそ

音声:VOICEVOX:雀松朱司

環境対策

二酸化窒素とは

物質が高温で燃焼する際に、空気中や燃料中の窒素が酸素と結びついて生成される刺激臭を伴う有害な気体のこと。建設現場においては、ダンプトラックやバックホウなどのディーゼル建設機械の排気ガスとして排出され、これを高濃度で吸い続けると呼吸器疾患などの健康被害を引き起こすため、大気汚染防止や労働環境保全の目的で排出規制や濃度の監視が行われる。主にトンネル掘削(隧道工事)や地下鉄工事、シールド立坑など、換気が不十分になりやすい地下の密閉空間での重機稼働工程において厳重に管理される。発生直後は大部分が無色の一酸化窒素(NO)だが、排出されて大気中で酸素と反応すると赤褐色の二酸化窒素(NO2)に変化するという違いがあり、両者を合わせて窒素酸化物(NOx)と呼ぶ。

出典: 国土交通省 関東地方整備局 首都国道事務所 みちに関する用語辞典

現場での使われ方・注意点

現場では「ノックス(NOx)」の一部として、あるいは「排ガス」の問題として扱われ、トンネル工事や地下ピット内で重機を動かす際に環境担当者や安全管理者が監視する。段取りの勘所は、密閉空間に排気ガスが滞留しないよう、強力な送風機と換気管を用いて常に新鮮な外気を送り込み、携帯型のガス検知器で作業エリアの濃度を定時または連続で計測することである。一酸化炭素(CO)と混同されやすいが、二酸化窒素は特有の刺激臭があり、光化学スモッグや酸性雨の原因にもなる。典型的な失敗は、換気設備の電気代をケチったり騒音を気にして送風機の出力を落とした結果、作業員が目や喉の痛み、頭痛を訴えて集団で倒れる急性中毒事故を起こすことであり、連続換気は地下作業の絶対的な命綱となる。

環境対策の中での位置づけ

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※ 実際の施工では、設計図書・仕様書・現場の指示を優先してください。誤りはお問い合わせへ。

この項目の最終更新: 2026-07-02