吸出し防止材
すいだしぼうしざい
音声:VOICEVOX:雀松朱司
吸出し防止材とは
護岸ブロックの裏側や暗渠排水の周囲などに敷設される、透水性を持ちながら土砂の流出を遮断する機能を持った合成繊維製のシートなどの材料のこと。水は通すが裏込め土砂は通さないというフィルター効果により、水位の変動や降雨で構造物背面の土砂が流出し、空洞が生じて陥没や崩壊を引き起こすのを防ぐために用いられる。主に河川工事や海岸護岸工事の基礎づくり、法面保護工の裏込め材敷設の工程で登場する。水を通さない遮水シートとは役割が真逆であり、設置箇所の土質(砂質土か粘性土か)に応じて適切な網目の製品が選定される。
現場での使われ方・注意点
現場では「透水シート」や「フィルターマット」と呼ばれる。施工時は強風でめくれないよう、敷設直後にアンカーピンや仮置きの土のうで地盤に密着させ、速やかに裏込め砕石を投入する段取りが必要である。単なるブルーシート等と間違えて使用すると、地下水が抜けずに水圧で擁壁ごと倒壊する恐れがあるため絶対に混同してはならない。典型的な失敗は、シート同士の重ね合わせ幅の規定(通常30cm以上)を守らずに敷設し、そこから長期間かけて土砂が抜け落ちて護岸背後の道路が突然陥没する大事故を引き起こすことである。
別の呼び方
フィルターシート布設防砂シート張り
この工種の歩掛
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資材・材料の中での位置づけ
吸出し防止材は「資材・材料」の用語です。同じ分類で、ほかの語の説明に最も多く出てくるのはアスファルト(13語の説明に登場)です。工程や用語同士の関係は資材・材料の基礎、この分類の74語は資材・材料の用語一覧、ほかの分類は建設用語一覧から読めます。
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※ 実際の施工では、設計図書・仕様書・現場の指示を優先してください。誤りはお問い合わせへ。
この項目の最終更新: 2026-08-01