残存化粧型枠
ざんぞんけしょうかたわく
残存化粧型枠とは
コンクリート構造物を構築する際に用いられる型枠のうち、コンクリートの硬化後に解体や撤去を行わず、そのまま構造物の一部として表面を構成する材料のこと。コンクリートを流し込むための枠としての役割を持たせつつ、剥き出しのコンクリート表面に意匠性を与えて周囲の景観に馴染ませるために用いる。道路脇の擁壁や河川の護岸工事などで多用される。表面に自然石積み風の凹凸模様やブロック積みを模した着色が施されており、鋼製やFRP(繊維強化プラスチック)製、あらかじめ模様をつけた薄いプレキャストコンクリート製などの種類がある。打設後の脱型作業が不要となるため、工期の大幅な短縮に寄与する。
現場での使われ方・注意点
現場では「埋設型枠(まいせつかたわく)」や「化粧パネル」とも呼ばれる。一般的な合板型枠とは異なり、後から外す手間がないため、足場が狭くて解体が困難な場所や、工期を急ぐ現場で重宝される。段取りの勘所は、パネル同士の継ぎ目(目地)の処理を確実に行うこと。手戻りにつながる典型的な失敗は、継ぎ目の隙間からセメントペースト(ノロ)が漏れ出し、せっかくの綺麗な化粧面を白く汚してしまうこと。打設後には取り返しがつかないため、事前の目地テープ貼りや、バイブレーターを当てた際の振動でパネルがズレないようセパレーターで強固に固定するなど、普通の型枠以上に慎重な組み立てが求められる。
別の呼び方
化粧型枠埋設型枠
この工種の歩掛
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資材・材料の中での位置づけ
残存化粧型枠は「資材・材料」の用語です。同じ分類で、ほかの語の説明に最も多く出てくるのはアスファルト(13語の説明に登場)です。工程や用語同士の関係は資材・材料の基礎、この分類の74語は資材・材料の用語一覧、ほかの分類は建設用語一覧から読めます。
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この項目の最終更新: 2026-08-01