中詰材
なかづめざい
中詰材とは
鋼管フレームを用いた砂防堰堤や大型コンクリートブロックの空洞部分、あるいは河川工事で多用されるかごマットやふとんかごといった構造物の内部空間に充填する材料のことです。その構造物全体に必要な重量を与えて滑動や転倒を防ぎ、物理的な安定性を確保するために用いられます。材料の種類としては、工事現場の掘削で発生した土砂や栗石、玉石を流用するケースのほか、プラントから購入した割栗石や砕石を使用することもあります。対象となる構造物の規模や求められる透水性、強度に応じて、充填すべき石の大きさ(粒度)や材質の基準が仕様書で厳密に指定されており、それに合致するものを選定します。
現場での使われ方・注意点
現場では用途に合わせて「中詰土」や「中詰石」とも呼ばれ、擁壁工や護岸工の構築時にバックホウを使って投入されます。現地で発生した良質な土石をふるい分けて再利用できれば、処分費と材料費の両方を大幅に削減できるため、土量配分の計画段階で流用の可否を検討するのが施工計画の要です。よくある失敗は、指定された粒度よりも大きな石ばかりを無造作に投入してしまい、内部に有害なすき間(空洞)が残ってしまうことです。これにより構造物の所定の重量が不足したり、水流で中の小さな石が吸い出されて変形したりするため、適度な大きさの材料を層状に入れながら隙間なく均して締め固めるのが勘所です。
別の呼び方
中込め詰め石
資材・材料の中での位置づけ
中詰材は「資材・材料」の用語です。同じ分類で、ほかの語の説明に最も多く出てくるのはアスファルト(13語の説明に登場)です。工程や用語同士の関係は資材・材料の基礎、この分類の74語は資材・材料の用語一覧、ほかの分類は建設用語一覧から読めます。
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※ 実際の施工では、設計図書・仕様書・現場の指示を優先してください。誤りはお問い合わせへ。
この項目の最終更新: 2026-08-01