浸透用セメントミルク
しんとうようせめんとみるく
音声:VOICEVOX:雀松朱司
浸透用セメントミルクとは
半たわみ性舗装(コンポジット舗装)を施工する際、ベースとなる開粒度アスファルト混合物の微細な空隙の奥深くまで確実に流れ込むように特別に配合された、極めて流動性の高いセメントペースト。早強セメントや特殊な混和剤を主成分とした粉体材料を現場で水と練り混ぜて製造する。アスファルトの空隙を埋めて完全に一体化することで、舗装全体にコンクリートのような高い剛性と耐荷力を付与し、かつ早期に交通開放が可能な強度を発揮する。大型車の交通量が多い重交通路線や交差点、バス停など、わだち掘れが発生しやすい過酷な環境の舗装で耐流動性を高めるために採用される。
現場での使われ方・注意点
外気温や練り混ぜ水温によって可使時間が大きく変動するため、現場での練り混ぜからアスファルト空隙への注入完了までの時間管理を厳密に行う必要がある。材料の分離や硬化不良を防ぐため、アジテータ等での継続的な撹拌が欠かせない。注入時はゴムレーキなどを使って表面の空隙を残さずすり切り、ペーストを舗装の底まで完全に浸透させる。夏場は急激な硬化による注入不良、冬場は強度発現の遅れによる交通開放の遅延という失敗が起きやすいため、水温調整や養生シートによる温度管理で品質を確保することが段取りの勘所となる。
別の呼び方
浸透用ミルク
資材・材料の中での位置づけ
浸透用セメントミルクは「資材・材料」の用語です。同じ分類で、ほかの語の説明に最も多く出てくるのはアスファルト(13語の説明に登場)です。工程や用語同士の関係は資材・材料の基礎、この分類の74語は資材・材料の用語一覧、ほかの分類は建設用語一覧から読めます。
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※ 実際の施工では、設計図書・仕様書・現場の指示を優先してください。誤りはお問い合わせへ。
この項目の最終更新: 2026-08-01