建辞郎建設・土木の用語辞典

フッ素系樹脂塗料中塗

ふっそけいじゅしとりょうなかぬり

音声:VOICEVOX:雀松朱司

資材・材料

フッ素系樹脂塗料中塗とは

フッ素樹脂塗料を用いた超高耐候性の塗装システムにおいて、サビを防ぐ下塗り層と、美観を担う上塗り層の間に挟むように塗布される専用の塗料です。橋梁やプラント、高層ビルの外壁など、過酷な環境で長期間の耐久性が求められる鋼構造物の塗装工程で使用されます。主な役割は、紫外線に弱い下塗りのエポキシ樹脂などを太陽光から保護することと、塗装面全体の凹凸を均して平滑性を向上させることです。さらに、性質の異なる下塗りと上塗りを強固に結びつける接着剤(バインダー)として機能し、高価な上塗り塗膜の剥離を長期にわたって防ぎます。

現場での使われ方・注意点

沿岸部の橋梁や足場を組むのが困難な高層建築物など、塗り替えサイクルを可能な限り長くしたい現場で、塗装工が仕様書に沿ってローラーやスプレーで施工します。作業の勘所は、下塗り塗料の乾燥時間を厳守した上で、この中塗りを規定の膜厚(厚さ)通りに均一に塗布することです。よくある失敗は、材料費が高価なため塗布量をケチって膜厚不足となり期待された耐久性を発揮できないケースや、逆に過剰に厚塗りしすぎて乾燥過程で塗膜に縮みや割れが発生する不具合です。また、上塗りと色が似ていると塗り残しが生じやすいため、色を変えて管理します。

別の呼び方

フッ素中塗り

資材・材料の中での位置づけ

フッ素系樹脂塗料中塗は「資材・材料」の用語です。同じ分類で、ほかの語の説明に最も多く出てくるのはアスファルト(13語の説明に登場)です。工程や用語同士の関係は資材・材料の基礎、この分類の74語は資材・材料の用語一覧、ほかの分類は建設用語一覧から読めます。

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※ 実際の施工では、設計図書・仕様書・現場の指示を優先してください。誤りはお問い合わせへ。

この項目の最終更新: 2026-08-01