建辞郎建設・土木の用語辞典

VRS

ぶいあーるえす

音声:VOICEVOX:雀松朱司

ICT・DX

VRSとは

仮想基準点方式(Virtual Reference Station)の略称です。GNSS測量において、現場に物理的な固定局を設置せず、国土地理院の電子基準点ネットワークデータを基に、測定ポイントのすぐ近くに仮想の基準点を生成し、そこからの補正信号を利用して高精度測位を行う技術です。起工測量から出来形管理まであらゆる工程で利用され、従来のような既知点への基準局設置作業を省略するために使われます。ネットワーク型RTK測位の一種であり、単独測位よりもはるかに高いセンチメートル単位の精度をリアルタイムで得られます。

現場での使われ方・注意点

現場では単に「ブイアールエス」や「ネットワークRTK」と呼ばれます。土木測量士や丁張り担当が移動局の受信機1台とコントローラーを持ち、ワンマン測量で使用します。段取りの勘所は、事前にデータ配信会社と契約し、使用する機器の通信設定を済ませておくことです。従来のRTK測位(現場に基準局を置く方式)と違い固定局の管理は不要ですが、携帯電話の電波を利用して補正データを受信するため、山間部などの圏外エリアでは全く機能しないという弱点があります。よくある失敗は、現場の電波状況を事前に確認せず機器を持ち込み、測量を開始できないことです。

別の呼び方

バーチャル基準点ネットワーク型RTK

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ICT・DXの中での位置づけ

VRSは「ICT・DX」の用語です。同じ分類で、ほかの語の説明に最も多く出てくるのはデータベース(2語の説明に登場)です。この分類の32語はICT・DXの用語一覧、ほかの分類は建設用語一覧から読めます。

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※ 実際の施工では、設計図書・仕様書・現場の指示を優先してください。誤りはお問い合わせへ。

この項目の最終更新: 2026-06-19