建辞郎建設・土木の用語辞典

現場Wi-Fi

げんばわいふぁい

音声:VOICEVOX:雀松朱司

ICT・DX

現場Wi-Fiとは

建築や土木の工事現場内において、施工管理や安全対策のデジタル化(建設DX)を支えるインフラとして、工事期間中のみ一時的に構築される仮設の無線LANシステム。現場監督が持つタブレット端末での最新図面の閲覧をはじめ、電子小黒板アプリを使った写真のクラウド送信、定点防犯カメラの映像転送、熱中症対策などの各種IoTセンサーのデータ通信を行うために使われる。広大で鉄骨などの遮蔽物が多い敷地や、携帯電話の電波が届かない地下階・トンネル坑内でも通信網を確保するため、複数のルーターを連携させるメッシュ技術や強力な指向性アンテナが用いられる。

現場での使われ方・注意点

現場事務所の立ち上げや着工のタイミングで、専門の通信業者や仮設電気業者が設置する。勘所は、工事の進捗に応じて電波環境が劇的に変化することを前提に計画を立てること。特に鉄筋コンクリート造の躯体が立ち上がったり、金属製の足場や朝顔が組み上がったりすると、それまで届いていた電波が急に遮断される。そのため、足場のせり上がりや内装間仕切りの進行に合わせて、ルーターの移設や中継機の増設を柔軟に行う必要がある。防水防塵仕様ではない一般家庭用のルーターを屋外に設置してしまい、雨水や粉塵でショートさせる失敗が起きやすいため機器選定には注意を要する。

別の呼び方

仮設Wi-Fi現場無線LAN

ICT・DXの中での位置づけ

現場Wi-Fiは「ICT・DX」の用語です。同じ分類で、ほかの語の説明に最も多く出てくるのはデータベース(2語の説明に登場)です。この分類の32語はICT・DXの用語一覧、ほかの分類は建設用語一覧から読めます。

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※ 実際の施工では、設計図書・仕様書・現場の指示を優先してください。誤りはお問い合わせへ。

この項目の最終更新: 2026-06-19