環境配慮型コンクリート
かんきょうはいりょがたこんくりーと
環境配慮型コンクリートとは
製造工程で大量の二酸化炭素(CO2)を排出するセメントの使用量を減らすため、その一部を製鉄所で発生する高炉スラグや、火力発電所のフライアッシュといった産業副産物で代替して作ったコンクリートです。CO2の削減や資源のリサイクルに貢献し、「環境に配慮」していることからそう呼ばれます。SDGsやカーボンニュートラルの取り組みとして、大規模な公共工事や環境認証を目指す建築プロジェクトで積極的に採用されています。普通のコンクリートと比べて、塩害などの劣化に対する耐久性が向上する一方で、固まるスピードが遅くなるなどの特徴があります。
出典: 土木工事標準仕様書(第3編 コンクリート工事)
現場での使われ方・注意点
現場では材料の種類に応じて「エココン」「スラグコン」「低炭素コン」などと呼ばれます。通常のコンクリートと同じ感覚で扱うと失敗するため、事前にプラントと綿密な配合設計の打ち合わせを行うことが段取りの勘所です。代替材(混和材)を多く含む影響で、特に冬場は硬化が遅延し、初期の強度がなかなか出ないのが特徴です。よくある致命的な失敗は、いつもの日数で型枠を解体(脱型)してしまい、強度が足りずに構造物が崩壊してしまう事故です。これを防ぐため、現場と同じ環境で養生したテストピース(供試体)を潰して、確実に強度が出ているかを確認します。
別の呼び方
エココンEco-friendly concreteスラグコン低炭素コン低炭素コンクリートエココンクリートスラグコンクリート
資材・材料の中での位置づけ
環境配慮型コンクリートは「資材・材料」の用語です。同じ分類で、ほかの語の説明に最も多く出てくるのはアスファルト(13語の説明に登場)です。工程や用語同士の関係は資材・材料の基礎、この分類の74語は資材・材料の用語一覧、ほかの分類は建設用語一覧から読めます。
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※ 実際の施工では、設計図書・仕様書・現場の指示を優先してください。誤りはお問い合わせへ。
この項目の最終更新: 2026-06-10