湿潤養生剤被膜スプレー
しつじゅんようじょうざいひまくすぷれー
湿潤養生剤被膜スプレーとは
コンクリートの硬化に必要な水分が乾燥によって失われるのを防ぐため、表面に吹き付けて揮発性の薄い被膜を形成し、水分の逃げ道を塞ぐ養生用のスプレー液。JASS 5などの仕様にも位置付けられており、ブルーシートによる覆いやホースでの散水養生が物理的に困難な、高い位置にある壁や柱のコンクリート表面を保護するために用いる。型枠を取り外した直後の、まだ水分を多く含んでいるコンクリート露出面全体に対してムラなく均一にスプレーするのが基本。水性タイプや溶剤タイプなどがあり、後工程で仕上げ材を塗る場合は付着を阻害しない専用の製品を選ぶ必要がある。
現場での使われ方・注意点
現場では「養生剤スプレー」や「被膜養生材」と呼ばれ、高層階のRC壁や足場上の独立柱など、水浸しにできない箇所で型枠を解体した直後に鳶工や土工が散布作業を行う。作業の段取りとしては、表面が乾き始める前の湿っているタイミングを逃さずに吹き付けるのが最大の勘所。塗布時に強風が吹いていると液が周囲に飛散して被膜がムラになりやすく、塗り残しや被膜が薄すぎる部分ができると、そこから水分が早期に蒸発して乾燥収縮ひび割れ(クラック)の原因となる。表面を固める表面含浸材やコンクリートの剥離剤とは目的も成分も全く異なるため、間違えて塗布しないよう缶の表示をよく確認する。
別の呼び方
しつじゅんようじざいひまくすぷれー被膜養生剤キュアリング剤スプレー
資材・材料の中での位置づけ
湿潤養生剤被膜スプレーは「資材・材料」の用語です。同じ分類で、ほかの語の説明に最も多く出てくるのはアスファルト(13語の説明に登場)です。工程や用語同士の関係は資材・材料の基礎、この分類の74語は資材・材料の用語一覧、ほかの分類は建設用語一覧から読めます。
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※ 実際の施工では、設計図書・仕様書・現場の指示を優先してください。誤りはお問い合わせへ。
この項目の最終更新: 2026-06-23