建辞郎建設・土木の用語辞典

木造通し柱

もくぞうとおしばしら

音声:VOICEVOX:雀松朱司

資材・材料

木造通し柱とは

木造軸組工法において、土台から桁や屋根下まで継ぎ目なく一本の木材で通した最も重要な垂直の構造柱です。建物の隅角部などに配置され、地震や強風による水平方向の力に対して建物全体を一体化させて歪みを防ぐために用いられます。主に木造住宅の建方工事で最初に立てられる部材であり、構造の要となります。2階建て以上の建物では、一般に120mm角(4寸)以上の断面とするよう定められています。1階と2階で別々の柱を繋ぐ「管柱(くだばしら)」とは異なり、階をまたいで連続しているため、建物の鉛直荷重を真っ直ぐに基礎へと伝える役割も果たします。

現場での使われ方・注意点

木造建方時の柱建て込みの際に「通し柱」として職人から呼ばれます。段取りの勘所は、クレーンで吊り上げて土台のホゾ穴にまっすぐ落とし込み、倒れないように仮筋交いで素早く固定するタイミングです。管柱と違って長くて重いため、周囲との取り合いには細心の注意を払います。よくある失敗は、2階の床梁(胴差し)が取り付く差口部で、四方から木材を差すために欠き込みを大きくしすぎることです。これにより柱の有効断面が減少し、大地震時に欠き込み部分から柱が折れる原因となります。プレカット図面の段階で、金物工法に変更するなどの検討が必要です。

別の呼び方

もくぞうとおしばしら通し柱とおしばしら

資材・材料の中での位置づけ

木造通し柱は「資材・材料」の用語です。同じ分類で、ほかの語の説明に最も多く出てくるのはアスファルト(13語の説明に登場)です。工程や用語同士の関係は資材・材料の基礎、この分類の74語は資材・材料の用語一覧、ほかの分類は建設用語一覧から読めます。

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※ 実際の施工では、設計図書・仕様書・現場の指示を優先してください。誤りはお問い合わせへ。

この項目の最終更新: 2026-06-23