木造火打ち金物
もくぞうひうちかなもの
音声:VOICEVOX:雀松朱司
木造火打ち金物とは
床組みや小屋組みの水平に交わる角部を対角に繋ぎ、地震時や強風時の建物のねじれ変形を防ぐために取り付ける斜め補強部品。水平面の剛性を高め、木造建築物の構造的な安定性を確保するために使う。主に木造住宅の建方(上棟)工程において、1階や2階の床組み、および屋根を支える小屋組みのコーナー部分に取り付けられる。従来は木製の「火打ち梁」として大工が刻んで施工していたが、近年は施工性が高く安定した強度が得られるプレス鋼板製の火打ち金物(鋼製火打ち)が主流となっており、ビス留めタイプやボルト締めタイプがある。
現場での使われ方・注意点
大工や現場監督の間では単に「火打ち」と呼ばれる。建方工程で床組みや小屋組みのコーナー部分に斜めに取り付け、建物の水平方向の変形を抑え込む。壁の垂直方向の補強である「筋交い」と似ているが、火打ちは床や天井などの水平面を固めるための部材である点が異なる。ボルト締めタイプの製品を使用する場合、ナットの締め忘れや締め付け不足が起きやすい箇所であるため、座金が木材にしっかり食い込むまで強固に締め付けられているかを確認するのが勘所。締め忘れのまま天井や床を塞いでしまい、後から補強ができなくなる失敗に注意する。
別の呼び方
もくぞうひうちかなもの火打ち金物火打ち金スチール火打ち
資材・材料の中での位置づけ
木造火打ち金物は「資材・材料」の用語です。同じ分類で、ほかの語の説明に最も多く出てくるのはアスファルト(13語の説明に登場)です。工程や用語同士の関係は資材・材料の基礎、この分類の74語は資材・材料の用語一覧、ほかの分類は建設用語一覧から読めます。
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※ 実際の施工では、設計図書・仕様書・現場の指示を優先してください。誤りはお問い合わせへ。
この項目の最終更新: 2026-06-23