スラプレジスト塗料
すらぷれじすととりょう
音声:VOICEVOX:雀松朱司
スラプレジスト塗料とは
JIS K 5674等の規格に適合する、鉄骨の高力ボルト摩擦接合部において防錆性を持ちながら必要な摩擦係数を阻害しない特殊な薄膜防錆塗料(プライマー)です。工場での部材製作から現場でのボルト本締めまでの間、スプライスプレートや部材の摩擦面(すべり面)が発錆するのを防ぎつつ、接合強度を保つために用いられます。鉄骨の製作・塗装工程から現場建方時の摩擦面処理工程で使用されます。通常の錆止め塗料は表面が滑りやすくなり摩擦力を著しく低下させますが、この塗料は規定の摩擦係数(一般に0.45以上)を確保できる特性を持っています。
現場での使われ方・注意点
現場や工場では「摩擦面防錆塗料」や単に「スラプレ」と呼ばれます。段取りの勘所は、ショットブラスト等で粗くした摩擦面の凹凸を埋めないよう、膜厚計を用いて規定の薄膜(例:30~50マイクロメートル以下)で均一に管理し、完全に乾燥してから現場へ搬入させることです。一般的な錆止め(赤錆色等)と混同して摩擦面に一般塗料を塗ってしまうと、摩擦接合が成立しなくなるため厳禁です。よくある失敗は、防錆効果を高めようと良かれと思って厚塗りしすぎた結果、ボルト締め付け後に塗膜が滑ってすべり耐力が低下し、構造上の致命的な欠陥となることです。
別の呼び方
すらぷれじすととりょうスライドレジスト摩擦面塗料
資材・材料の中での位置づけ
スラプレジスト塗料は「資材・材料」の用語です。同じ分類で、ほかの語の説明に最も多く出てくるのはアスファルト(13語の説明に登場)です。工程や用語同士の関係は資材・材料の基礎、この分類の74語は資材・材料の用語一覧、ほかの分類は建設用語一覧から読めます。
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※ 実際の施工では、設計図書・仕様書・現場の指示を優先してください。誤りはお問い合わせへ。
この項目の最終更新: 2026-06-23