建辞郎建設・土木の用語辞典

木造小屋梁木材

もくぞうこやばりもくざい

音声:VOICEVOX:雀松朱司

資材・材料

木造小屋梁木材とは

JASS 11に定められた、屋根構造(小屋組)の荷重を支えるために柱の上に架け渡される平角形状の構造用横架材のこと。屋根自体の重さや積雪荷重、風圧をしっかりと受け止め、下の柱や壁に力を伝達して建物の骨格を安定させるために用いる。木造建築における上棟(建方)工程の終盤で組み上げられる。材質にはスギやベイマツなどの針葉樹の無垢材や集成材が用いられ、幅は105mmや120mm、高さ(梁背)は柱と柱の間の距離(スパン)や受ける荷重の大きさに応じて150mmから360mm程度のものが選定される。荷重によるたわみを防ぐため、下から支えのない空間では梁背が大きくなる。

現場での使われ方・注意点

現場では単に「小屋梁(こやばり)」と呼ばれる。屋根の重みや雪の重さを一身に受ける重要な部材であり、上棟のメインイベントとしてクレーンで次々と吊り上げられて組まれていく。部屋を広く取るために柱を抜いて大スパンになるほど、「梁成(はりせい:梁の高さ)」が大きくなり、比例して木材の重量も跳ね上がる。そのため、玉掛けの不備による吊り荷の落下事故には最大の警戒が必要となる。よくある手戻りや失敗は、梁同士や柱とを繋ぐ接合部の羽子板ボルトの締め忘れである。これが抜けていると地震時に骨組みが外れて倒壊の致命傷になるため、屋根下地を張る前に全数を目視とマーキングで確認することが必須である。

別の呼び方

もくぞうこやばりもくざい小屋梁梁木材コヤバリ

資材・材料の中での位置づけ

木造小屋梁木材は「資材・材料」の用語です。同じ分類で、ほかの語の説明に最も多く出てくるのはアスファルト(13語の説明に登場)です。工程や用語同士の関係は資材・材料の基礎、この分類の74語は資材・材料の用語一覧、ほかの分類は建設用語一覧から読めます。

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※ 実際の施工では、設計図書・仕様書・現場の指示を優先してください。誤りはお問い合わせへ。

この項目の最終更新: 2026-06-23