黒ぼく土
くろぼくど
音声:VOICEVOX:雀松朱司
黒ぼく土とは
土壌分類体系に定められた、火山灰質土の上に長年にわたり植物の腐植が蓄積して黒色を呈した土壌。透水性と保水性は高いが、構造物を支える地盤としては著しく軟弱でローラー等による転圧が効きにくい特徴を持つ。建設工事においては、建築物の基礎地盤としての評価や、外構工事での植栽用客土としての利用可否を判断するために土質を分類する。着工前の地盤調査や造成工事の掘削工程で確認される。火山灰由来の腐植を多量に含み乾燥密度が著しく低い多孔質土であることが定められており、関東ローム層の表層などに広く分布している。
現場での使われ方・注意点
現場では「黒土(くろつち)」や単に「ボク」と呼ばれる。外構工事における植栽の客土としては保水性が高く優秀だが、基礎地盤としては非常に軟弱で締め固めの転圧が全く効かない。段取りとして、基礎の下にこの土が出た場合は、良質土への置換や地盤改良工事の追加手配を迅速に行うのが勘所。見た目が似ている有機質土(腐泥)との違いは、火山灰を多く含む点にある。雨上がりなどはダンプやバックホウがすぐに足を取られてスタックしてしまうため、搬入路や仮設ヤードにこの土が露出する場合は、敷鉄板による入念な養生を行わないと作業が止まる。
別の呼び方
くろぼくど黒ボク腐植質火山灰土
資材・材料の中での位置づけ
黒ぼく土は「資材・材料」の用語です。同じ分類で、ほかの語の説明に最も多く出てくるのはアスファルト(13語の説明に登場)です。工程や用語同士の関係は資材・材料の基礎、この分類の74語は資材・材料の用語一覧、ほかの分類は建設用語一覧から読めます。
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※ 実際の施工では、設計図書・仕様書・現場の指示を優先してください。誤りはお問い合わせへ。
この項目の最終更新: 2026-06-23