建辞郎建設・土木の用語辞典

砂混じりシルト

すなまじりしると

音声:VOICEVOX:雀松朱司

資材・材料

砂混じりシルトとは

砂混じりシルトは、粘土よりも粒が大きく砂よりも細かいシルト特有の微細さと水を通しにくい性質をベースに持ちながら、そこに砂粒が不均一に混ざり込むことで純粋な粘土に比べて粘着性が幾分弱まっている土壌のことである。主に河川の護岸工事における盛土材の選定時や、堤防を補強する腹付け工事、あるいは基礎掘削時の地盤調査の工程でその土質分類が確認される。水分を含むと泥状になって流動化しやすく、一方で乾燥するとパサパサに崩れるという扱いが非常に厄介な性質を持つため、土工機械のトラフィカビリティ(走行性)を著しく低下させる要因となる。

現場での使われ方・注意点

土工や基礎工事の現場では「シルト混じり砂」と混同されやすいが、主成分がシルトであるため性質はより泥に近い。ボーリング柱状図を確認する際、この土質が記載されている層は掘削時に水が湧き出すと一気に泥濘化するため、止水や排水の段取りを厳重に行うのが勘所となる。特に注意すべき失敗パターンは、高い水圧がかかる山留め壁の背面や河川堤防にこの土が分布している場合、水みちが形成されて砂粒とシルトが一緒に噴出するパイピング現象を引き起こすことである。放置すると背面の地盤が急激に陥没し、重機が転落するなどの大事故に直結するため警戒を要する。

別の呼び方

すなまじりしると砂質シルトML

資材・材料の中での位置づけ

砂混じりシルトは「資材・材料」の用語です。同じ分類で、ほかの語の説明に最も多く出てくるのはアスファルト(13語の説明に登場)です。工程や用語同士の関係は資材・材料の基礎、この分類の74語は資材・材料の用語一覧、ほかの分類は建設用語一覧から読めます。

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※ 実際の施工では、設計図書・仕様書・現場の指示を優先してください。誤りはお問い合わせへ。

この項目の最終更新: 2026-06-23