建辞郎建設・土木の用語辞典

シルト質粘土

しるとしつねんど

音声:VOICEVOX:雀松朱司

資材・材料

シルト質粘土とは

JIS A 1204の土質分類に規定される、非常に粒子が細かく、粘土に似た強い粘着性とシルトの高い保水性を併せ持った混合土のこと。建物を支える地盤としての評価や掘削時の土留めの設計を行う際の重要な指標となる。乾燥すると亀裂が入りやすく、水を含むと極めて軟弱な状態に変化する不安定な粘性土である。シルトと粘土の混合物で、液性限界が50%未満の塑性を持つ土として定められている。わずかな水分の増減で土の強度が劇的に変わり、ドロドロになりやすいため、地盤支持力を見極める上で細心の注意を要する土質である。

現場での使われ方・注意点

現場では単に「シルト」や「粘土混じり」と呼ばれる。住宅のベタ基礎の支持層評価や、地盤改良杭の設計時の指標として用いる。段取りの勘所は、ボーリングデータ等の土質柱状図で、土の一軸圧縮強度(qu)と自然含水比の数値を正確に読み取り、どれくらいの水分で軟弱になるか予測しておくこと。これらの確認を怠ると、雨水を浸入させたことによる基礎底面土盤のこねり返しを招く。晴天時の硬さに安心して基礎底面の雨水養生を怠ると、夜間の降雨で泥濘化して支持力が失われ、基礎そのものが不同沈下を起こす重大な原因となる。

別の呼び方

しるとしつねんどシルト質粘土CL

資材・材料の中での位置づけ

シルト質粘土は「資材・材料」の用語です。同じ分類で、ほかの語の説明に最も多く出てくるのはアスファルト(13語の説明に登場)です。工程や用語同士の関係は資材・材料の基礎、この分類の74語は資材・材料の用語一覧、ほかの分類は建設用語一覧から読めます。

あわせて読みたい用語

シルト質粘土についてAI相談で調べる →

※ 実際の施工では、設計図書・仕様書・現場の指示を優先してください。誤りはお問い合わせへ。

この項目の最終更新: 2026-06-23