建辞郎建設・土木の用語辞典

軒天有孔ボード

のきてんゆうこうぼーど

音声:VOICEVOX:雀松朱司

資材・材料

軒天有孔ボードとは

屋根が外壁より外に飛び出た部分の裏側である軒裏(軒天)に張り、小屋裏(天井裏)に溜まる湿気や熱気を外部へ自然換気で排出するための、小さな排気穴があらかじめ無数に加工された化粧板です。主に火に強いケイ酸カルシウム板(ケイカル板)などをベース材としています。夏場の天井裏の異常な温度上昇を防いで冷房効率を高めたり、冬場の内部結露による木材の腐朽を防ぐなど、建物の耐久性と居住性を保つ上で欠かせない換気経路(吸排気口)として機能します。通常の無孔ボードと組み合わせて、必要な換気量を確保するように配置されます。

現場での使われ方・注意点

一般木造住宅の外装仕上げにおける軒裏ボード張りの工程で使われます。大工や内装工が施工し、法令で定められた必要換気面積をクリアするように、有孔と無孔のボードを計算された比率で張り分けていくのが段取りの要です。よくある失敗は、換気孔の裏側に防虫網が備わっていない製品を使った結果、穴からスズメバチやコウモリが天井裏に侵入して巣を作ってしまうことです。また、塗装の際にローラーに塗料をつけすぎて、せっかくの小さな換気孔を塗料で完全に塞いでしまい、換気機能がゼロになってしまうトラブルも多発するため注意が必要です。

別の呼び方

のきてんゆうこうぼーど有孔ボード有孔ケイカル板

資材・材料の中での位置づけ

軒天有孔ボードは「資材・材料」の用語です。同じ分類で、ほかの語の説明に最も多く出てくるのはアスファルト(13語の説明に登場)です。工程や用語同士の関係は資材・材料の基礎、この分類の74語は資材・材料の用語一覧、ほかの分類は建設用語一覧から読めます。

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※ 実際の施工では、設計図書・仕様書・現場の指示を優先してください。誤りはお問い合わせへ。

この項目の最終更新: 2026-06-23