シノ
しの
音声:VOICEVOX:雀松朱司
シノとは
太い鉄線(番線)を強固に締め付けるために用いられる、先端が細くテーパー状に湾曲して尖ったスチール製の現場工具。番線をねじり上げて単管パイプや木材を縛り固定するほか、鉄骨等のボルト穴のズレをこじって合わせるために使う。足場仮設工事や型枠工事、鉄骨建方工事など、番線による結束やボルト接合を伴うあらゆる作業工程で活躍する。単体の工具として独立している「シノ付きバール」などのほか、現場で最も普及しているのは、ボルトを回すラチェットレンチの柄(持ち手)の先端部分がシノの形状になっている「シノ付きラチェットレンチ」である。
現場での使われ方・注意点
鳶職や型枠大工、鉄骨工が日常的に腰袋に入れて携帯し、「シノ貸して」と呼び合う。番線で作られた輪の中に先端を深く差し込み、てこの原理を効かせて力を入れながらぐるぐると回転させ、部材同士を隙間なく緊結するのが勘所。細い鉄筋を結束する「ハッカー」と似ているが、ハッカーは回転部がベアリングで空回りする細工用であり、シノは太い番線を力任せにねじるための頑強な一本の鉄の棒である点が違う。典型的な失敗は、番線を締めすぎるあまり鉄線を引きちぎってしまったり、先端が滑ってすっぽ抜け、勢い余って自分の顔や手を強打して怪我をすること。
別の呼び方
しの番線締め
現場慣用語・俗称の中での位置づけ
シノは「現場慣用語・俗称」の用語です。この分類の11語は現場慣用語・俗称の用語一覧、ほかの分類は建設用語一覧から読めます。
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※ 実際の施工では、設計図書・仕様書・現場の指示を優先してください。誤りはお問い合わせへ。
この項目の最終更新: 2026-06-19