あんどん
あんどん
あんどんとは
建設現場における「あんどん」には主に二つの意味があります。一つは鉄筋工事において、柱の帯筋や梁のあばら筋を効率よく組み立てるため、事前に四角い箱型に仮組みして自立させた鉄筋フレームのことです。もう一つは、夜間工事や地下などの暗所で、足元や注意喚起の看板を照らすために設置される、四角い箱型の仮設照明器具(行灯看板)を指します。鉄筋のあんどんは、基礎や柱の配筋作業をスタートする際の骨格として組まれ、照明のあんどんは現場の仮設通路や開口部周辺の安全設備として配置されます。前者は構造物の正確な配筋ピッチを保つための芯材としての役割を持ち、後者は作業員の転落防止や第三者の安全確保という保安目的で用いられる全く異なる道具です。
現場での使われ方・注意点
鉄筋工や現場監督が日常的に使う言葉で、鉄筋のあんどんは配筋作業の初期段階で、照明のあんどんは仮設準備の段階で用意されます。鉄筋工事では、このあんどんを正確な位置と垂直度で立てることで、その後の細々とした鉄筋をスピーディーに結束していく段取りがスムーズに進みます。工場で完全に溶接されたユニット鉄筋とは異なり、現場で職人が番線を使って組み上げるため、微調整が利きやすいのが特徴です。よくある失敗は、鉄筋のあんどんを組む際に対角線の寸法(カネ)を確認せずに歪んだまま進めてしまうこと。柱全体がねじれて組み上がってしまい、後から型枠が入らなくなって配筋をすべてバラして組み直すという最悪の手戻り作業を引き起こします。
別の呼び方
行灯仮設行灯あんどん筋
現場慣用語・俗称の中での位置づけ
あんどんは「現場慣用語・俗称」の用語です。この分類の11語は現場慣用語・俗称の用語一覧、ほかの分類は建設用語一覧から読めます。
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※ 実際の施工では、設計図書・仕様書・現場の指示を優先してください。誤りはお問い合わせへ。
この項目の最終更新: 2026-06-19