建辞郎建設・土木の用語辞典

羽目を外す

はめをはずす

音声:VOICEVOX:雀松朱司

現場慣用語・俗称

羽目を外すとは

日常生活においては度を超してふざけたり、調子に乗って解放的になったりする様子を表す慣用句ですが、建設現場の木工事においては、壁や天井の仕上げに用いる羽目板(はめいた)の納まりに関する状態を表す言葉が語源の一つとされています。平らな壁面を作るために隙間なく張り合わせていく羽目板が、施工の不手際や木の反りによってズレてしまい、本来あるべき美しい配列や枠組みから飛び出してしまう様子を指します。乗馬において馬を制御する馬具であるハミ(銜)を外すという説と並び、枠から逸脱するという建築用語の側面を持っています。

現場での使われ方・注意点

造作大工や内装工が、和室の天井や洋室の腰壁などに無垢の木製パネルを張り進める仕上げ工程において、板の噛み合わせ具合を表現する際に意識される言葉です。板の側面に加工された凹凸形状の継手である「実(さね)」を順番に叩き込んでいく際、目地を一直線に通すための最初の墨出しや割り付けを怠ると、張り進めるうちに少しずつズレが蓄積して羽目が外れた状態になります。一度ズレてしまうと後から部分的に修正することができず、見栄えが悪くなって全て剥がしてやり直すという手戻りにつながるため、数枚張るごとに下げ振りや水平器で垂直を確認する段取りが必要です。

別の呼び方

羽目板外れハメ外し

現場慣用語・俗称の中での位置づけ

羽目を外すは「現場慣用語・俗称」の用語です。この分類の11語は現場慣用語・俗称の用語一覧、ほかの分類は建設用語一覧から読めます。

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※ 実際の施工では、設計図書・仕様書・現場の指示を優先してください。誤りはお問い合わせへ。

この項目の最終更新: 2026-06-19