建辞郎建設・土木の用語辞典

エポキシ樹脂塗料下塗り

えぽきしじゅしとりょうしたぬり

音声:VOICEVOX:雀松朱司

塗装・外装工事

エポキシ樹脂塗料下塗りとは

鋼橋などの長寿命化を目的とした重防食塗装系において、強力な防錆力の付与や鋼材素地への付着性を最大限に高めるために第一層目(あるいはミストコートの直後)に厚く塗布されるエポキシ樹脂系の塗料です。耐水性や耐薬品性、物理的強度に非常に優れており、水や酸素の浸透を遮断してサビの発生を根元から防ぐために使われます。橋梁やプラントなど、沿岸部をはじめとする過酷な腐食環境下にある構造物の塗装工事における下地処理後の最初の工程で用いられます。ジンクリッチペイント(亜鉛含有)を下塗りとする場合や、変性エポキシ樹脂を用いて錆面への浸透性を高めた種類などがあります。

現場での使われ方・注意点

現場では主剤と専用の硬化剤を規定の比率で正確に混合して使用する二液反応硬化型が一般的であり、混合した後の限られた可使時間(ポットライフ)内に必ず全量を使い切るよう工程管理に注意します。段取りとしては、素地調整(ブラスト処理など)が終わったら、鋼材が再び錆びる前に速やかに塗布を開始するのが勘所です。よくある間違いは、中塗りとの塗装間隔(塗り重ねインターバル)を超過してしまうことです。エポキシ樹脂は表面が硬くなりやすいため、指定期間を過ぎてから中塗りをすると層間で付着不良を起こし、数年で塗膜全体が浮いて剥がれ落ちる大規模な手戻りにつながります。

別の呼び方

とそうこうていえぽきしじゅしとりょうしたぬりエポキシサビ止めエポ下エポキシ樹脂塗料下塗エポプライマー

塗装・外装工事の中での位置づけ

エポキシ樹脂塗料下塗りは「塗装・外装工事」の用語です。同じ分類で、ほかの語の説明に最も多く出てくるのは塗装工(3語の説明に登場)です。この分類の4語は塗装・外装工事の用語一覧、ほかの分類は建設用語一覧から読めます。

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※ 実際の施工では、設計図書・仕様書・現場の指示を優先してください。誤りはお問い合わせへ。

この項目の最終更新: 2026-06-22