建辞郎建設・土木の用語辞典

地表沈下

ちひょうちんか

音声:VOICEVOX:雀松朱司

トンネル工事

地表沈下とは

地表沈下は、シールドトンネルなどの地下掘削工事に伴い、地中の土砂の弛みや地下水位の低下が生じることで、直上の地表面が下方に沈み込む現象です。地面の表面が沈むことに由来します。都市部での地下鉄工事や下水道工事において、道路の陥没や近隣建物の傾き・ひび割れといった重大な第三者被害を招く原因となります。そのため、事前の家屋調査や施工中の自動計測管理を行い、沈下量をミリ単位で厳格に監視します。掘削の進行に伴って生じる先行沈下、シールド機通過時の同時沈下、テールボイドによる後続沈下など、発生メカニズムによる種類があります。

出典: トンネル標準示方書(土木学会)

現場での使われ方・注意点

現場の監督や測量員からはそのまま「地表沈下」と呼ばれます。掘削開始前に広範囲の道路や民地へ沈下ピンを設置し、シールド機の推進速度や裏込め注入の圧力データと、地表の変位量をリアルタイムで照らし合わせながら掘進する段取りが勘所です。広域な地下水くみ上げによる地盤沈下とは異なり、地表沈下はトンネルの掘削ルート直上に局所的かつ短期間で発生する違いがあります。典型的な失敗は、裏込め注入材の充填不足や遅れです。掘削直後の空隙を即座に埋めないと地山が緩んで一気に沈下が進行し、地上の道路が陥没して交通ストップなどの甚大な被害に直結します。

別の呼び方

沈下Settlement地盤沈下沈下現象地表変位

この工種の歩掛

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トンネル工事の中での位置づけ

地表沈下は「トンネル工事」の用語です。同じ分類で、ほかの語の説明に最も多く出てくるのは計測管理(2語の説明に登場)です。この分類の14語はトンネル工事の用語一覧、ほかの分類は建設用語一覧から読めます。

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※ 実際の施工では、設計図書・仕様書・現場の指示を優先してください。誤りはお問い合わせへ。

この項目の最終更新: 2026-06-10