仮水路
かすいろ
仮水路とは
河川や水路の改修工事を行う際に、本来の水の流れを一時的に迂回させるために設けられる仮設の通り道や管のこと。工事範囲の水を抜いてドライな状態にし、作業員の安全確保とコンクリート打設などの施工品質を維持するために設ける。護岸の補修や橋の基礎工事など、水が流れたままでは作業ができない工程で最初に構築される。現場の規模や流量に応じて、コルゲート管などの大型管を並べて通す方式や、鋼矢板と大型土嚢で川の半分をせき止めて半川締め切りにする方式などの種類がある。降雨による急激な増水にも耐えられるよう、過去のデータに基づいた十分な通水断面を計算して設計する必要がある。
出典: 仮設工事標準仕様書(土木学会)
現場での使われ方・注意点
現場では「水替え(みずがえ)」や「回し水」と呼ばれる作業の一環で作られる。本工事に取り掛かる前の段取りとして設置し、工事が完了した時点で真っ先に撤去される。水中の見えない洗掘や水圧の恐ろしさを甘く見ると痛い目を見る。よくある失敗は、想定以上のゲリラ豪雨で水かさが急激に増し、仮水路の断面が足りずに水が溢れて現場が水没してしまうこと。土嚢の積み方が甘くて破堤すると、重機が流されたり下流の民家へ浸水被害をもたらす大事故に直結する。これを防ぐため、日々の気象情報と上流の雨量レーダーの収集を徹底し、出水期には緊急退避のルールと補強用資材の常備など、迅速な対応体制を整えておく。
別の呼び方
廻し水路回し水路
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仮設工事の中での位置づけ
仮水路は「仮設工事」の用語です。同じ分類で、ほかの語の説明に最も多く出てくるのは山留め(2語の説明に登場)です。この分類の33語は仮設工事の用語一覧、ほかの分類は建設用語一覧から読めます。
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※ 実際の施工では、設計図書・仕様書・現場の指示を優先してください。誤りはお問い合わせへ。
この項目の最終更新: 2026-06-27