粉塵
ふんじん
音声:VOICEVOX:雀松朱司
粉塵とは
建設現場における岩石の破砕、コンクリートの切断やはつり、サンダーによる研磨、あるいは乾燥した土砂の積み下ろしなどの作業に伴って空気中に大量に舞い上がる微細な粒子や塵のことです。特にシリカ(遊離けい酸)を多く含む岩石やコンクリートの粉は危険度が高く、作業員が防護なしで長期間吸い込み続けると、肺の組織が硬くなり呼吸困難に陥る「じん肺」などの不治の職業病を引き起こす恐れがあります。そのため、労働安全衛生法や粉じん障害防止規則に基づいて、発生源での散水による湿潤化、局所排気装置による強制換気、そして作業内容に応じた性能を持つ防塵マスクの着用といった、厳格な健康被害防止対策が事業者に義務付けられています。
出典: 建設副産物適正処理推進要綱
現場での使われ方・注意点
解体工事や土工事の現場において、騒音・振動と並んで近隣住民からの飛散クレームに直結する最大の要因の一つです。作業の勘所は「いかに粉を舞い上げないか」に尽きます。ブレーカーでのコンクリート破砕時には必ず補助員がホースで刃先に水を掛け続けることや、乾燥した仮設道路には定期的に散水車を走らせるといった発生源での抑え込みが基本です。よくある管理の失敗は、職人に防塵マスクを支給しただけで安心してしまい、フィルターが目詰まりして真っ黒になっているのに交換させないまま作業を続けさせてしまうことです。息苦しさからマスクを外して作業する職人もいるため、フィルターの定期交換を促す声掛けが現場監督の重要な役割です。
環境・廃棄物管理の中での位置づけ
粉塵は「環境・廃棄物管理」の用語です。この分類の2語は環境・廃棄物管理の用語一覧、ほかの分類は建設用語一覧から読めます。
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※ 実際の施工では、設計図書・仕様書・現場の指示を優先してください。誤りはお問い合わせへ。
この項目の最終更新: 2026-06-27