水質汚濁
すいしつおだく
音声:VOICEVOX:雀松朱司
水質汚濁とは
工事現場から排出される泥水やアルカリ性のコンクリート廃水、油類などが河川や海、地下水に流れ込み、自然環境の水質を悪化させてしまうこと。動植物の生態系を破壊し、周辺住民の生活環境に悪影響を及ぼすのを防ぐために、現場内での厳重な水質管理と排出防止の対策を行う。基礎工事での土砂掘削やコンクリート打設、ポンプ車などの機材の洗浄など、濁水や有害な排水が発生するあらゆる作業工程において直面する問題となる。施工管理においては、沈殿槽やノッチタンク、専用の濁水処理設備を適切に運用し、処理後の水が排出基準を満たしているかを定期的な水質検査で確認する責任がある。
出典: 建設副産物適正処理推進要綱
現場での使われ方・注意点
現場では「濁水流出」や「油漏れ」など、具体的な現象名で呼ばれることが多い。単なる泥水であっても、現場周辺の公共排水溝や農業用水路へ流出させると、即座に近隣からのクレームや行政からの作業停止指導に発展する。段取りの勘所としては、降雨時に敷地内の泥水が外へ溢れ出ないよう、事前に仮設の側溝を掘り、沈砂池に集める経路を作っておくこと。よくある失敗は、重機や発電機のホース破損による予期せぬ油漏れに対し、初期対応が遅れて被害を広げてしまうこと。これを防ぐため、吸着マットやオイルフェンスを現場に常備し、発生時にすぐ使えるよう配置しておく予防措置が不可欠となる。
別の呼び方
水質汚染
関連動画
環境・廃棄物管理の中での位置づけ
水質汚濁は「環境・廃棄物管理」の用語です。この分類の2語は環境・廃棄物管理の用語一覧、ほかの分類は建設用語一覧から読めます。
あわせて読みたい用語
※ 実際の施工では、設計図書・仕様書・現場の指示を優先してください。誤りはお問い合わせへ。
この項目の最終更新: 2026-06-27