建辞郎建設・土木の用語辞典

ずい道等の掘削等作業主任者

ずいどうとうのくっさくとうさぎょうしゅにんしゃ

音声:VOICEVOX:雀松朱司

トンネル工事

ずい道等の掘削等作業主任者とは

ずい道等の掘削等作業主任者とは、労働安全衛生法に基づいて定められた国家資格の一つであり、トンネル(ずい道)を掘り進める危険な現場において、作業員を直接指揮して事故を防ぐ責任者のことです。都道府県労働局長などの登録を受けた機関が実施する専用の技能講習を修了した者の中から、現場の事業者が選任することで初めてその役職に就くことができます。単に講習を受けただけでは名乗れません。暗く狭い地下空間で発破をかけたり重機で岩を削ったりする際、崩落やガス爆発といった大事故から命を守るため、安全設備の点検や退避基準の管理など、トンネル掘削工事における最前線の安全指揮を執る極めて重要な役割を担います。

出典: ウィキペディア日本語版「ずい道等の掘削等作業主任者」(CC BY-SA 4.0)を元に、建辞郎が現場向けに編集しています。

現場での使われ方・注意点

トンネルの坑内(切羽と呼ばれる掘削の最前線)に常駐し、職人たちに指示を出す現場のリーダーです。作業が始まる前に天井の岩が落ちてこないか(浮石の有無)を確認し、酸素濃度計で酸欠や可燃性ガスの危険がないかを測り、巨大な換気ファンが正常に回っているかを点検するのが日課です。現場での勘所は、少しでも岩盤の崩れなどの異常を感じたら、迷わず作業を止めて全員を避難させる決断力です。よくある失敗は、工期に追われて「このくらいなら大丈夫だろう」と浮石を落とす作業(切込み)を省略した結果、作業中に巨大な岩塊が落下して作業員が下敷きになる重大な労働災害を引き起こしてしまうことです。

トンネル工事の中での位置づけ

ずい道等の掘削等作業主任者は「トンネル工事」の用語です。同じ分類で、ほかの語の説明に最も多く出てくるのは計測管理(2語の説明に登場)です。この分類の14語はトンネル工事の用語一覧、ほかの分類は建設用語一覧から読めます。

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※ 実際の施工では、設計図書・仕様書・現場の指示を優先してください。誤りはお問い合わせへ。

この項目の最終更新: 2026-07-02