プレキャストセグメント
ぷれきゃすとせぐめんと
プレキャストセグメントとは
シールド工法によるトンネル工事において、円筒形のトンネルの壁面(覆工)を組み立てるために用いられる、工場であらかじめ製造されたコンクリート製ブロック部材のこと。シールドマシンが掘り進んだ直後の地山が崩れないように土圧や水圧を支え、トンネルの恒久的な構造体をスピーディーに構築する目的で使用される。シールドトンネルの掘削に伴い、マシンの後方で随時組み立てられていく主要工程で連続的に登場する。現場でコンクリートを流し込む「場所打ちコンクリート」とは違い、天候に左右されない専用工場で鋼製型枠を用いて製造されるため、高い強度と極めて精密な寸法精度を持ち、現場での作業時間を大幅に短縮できる点が最大の利点である。
現場での使われ方・注意点
現場では単に「セグメント」と呼ばれ、シールドマシンの内部でエレクターと呼ばれる専用のロボットアームを操作し、熟練の組立工がリング状に連結していく。段取りの勘所は、狭い坑内で組み立て作業がスムーズに流れるよう、地上からの搬入計画を綿密に立て、継手部分のボルト締めや止水シールの設置を確実に行うことである。鋼板で作られた「スチールセグメント」と混同されることもあるが、こちらはコンクリート製であり重量や取り扱い方法が異なる。典型的な失敗は、セグメント同士の間に挟まった土砂や小石を取り除かずに強引にボルトを締め付けることであり、継手部分のコンクリートが欠けたり止水シールが破損したりして、後から漏水を止めるための莫大な注入補修費が発生する。
別の呼び方
セグメントPC セグメントプレキャストコンクリートセグメントリングセグメント
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トンネル工事の中での位置づけ
プレキャストセグメントは「トンネル工事」の用語です。同じ分類で、ほかの語の説明に最も多く出てくるのは計測管理(2語の説明に登場)です。この分類の14語はトンネル工事の用語一覧、ほかの分類は建設用語一覧から読めます。
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※ 実際の施工では、設計図書・仕様書・現場の指示を優先してください。誤りはお問い合わせへ。
この項目の最終更新: 2026-06-10