建辞郎建設・土木の用語辞典

枠組足場

わくぐみあしば

音声:VOICEVOX:雀松朱司

仮設工事

枠組足場とは

鋼管を門型に溶接接合した建枠(鳥居枠)を基本とし、ジャッキベース、交さ筋かい(ブレス)、踏板などの規格化された部材をピンで連結して組み立てる高層用の仮設足場のこと。職人が安全かつ効率よく作業できる広い作業床を確保するために設置する。あらかじめ工場で「枠」に「組ま」れた主要部材を用いることに由来する。単管パイプをクランプで繋ぐ足場と比べて強度と安全性が極めて高く、組み立ても速い。そのため、十分な設置スペースを確保できる中高層ビルの外壁工事や大規模修繕工事などで標準的に多用されている。

出典: 仮設工事標準仕様書(土木学会)

現場での使われ方・注意点

とび職やゼネコンの監督は単に「枠組(わくぐみ)」や「ビティ足場」と呼ぶ。躯体工事が始まる前の仮設工程で組み立てられ、外装仕上げが終わるまで現場の動線となる。段取り上の勘所は、最初のジャッキベースを敷くレベルを完全に水平に揃えること。一段目が狂っていると上層に行くほどズレが大きくなる。よくある失敗は、建枠を高く積み重ねる際に壁つなぎ(建物本体と足場を結ぶ金具)の設置を後回しにすること。規定の間隔で確実に設置し、台風時の足場の倒壊事故を防止しなければならない。

別の呼び方

枠組み足場モジュール足場modular scaffolding

関連動画

仮設工事の中での位置づけ

枠組足場は「仮設工事」の用語です。同じ分類で、ほかの語の説明に最も多く出てくるのは山留め(2語の説明に登場)です。この分類の33語は仮設工事の用語一覧、ほかの分類は建設用語一覧から読めます。

あわせて読みたい用語

枠組足場についてAI相談で調べる →

※ 実際の施工では、設計図書・仕様書・現場の指示を優先してください。誤りはお問い合わせへ。

この項目の最終更新: 2026-06-09