型枠支保工
かたわくしほこう
型枠支保工とは
まだドロドロに固まっていないフレッシュコンクリートを流し込むための「型枠」を、下部から強固に支えるパイプサポートや水平つなぎ、構造用鋼管などで組み立てられた仮設設備のシステムです。コンクリートの形を作る「型枠」を、崩れないように「支持して保つ工法」であることに由来します。主に鉄筋コンクリート造の建物の床(スラブ)や梁、土木工事の橋桁などを構築する際、コンクリートを打設する工程で必ず組み立てられます。型枠がコンクリートの漏れを防ぐ器であるのに対し、支保工はその器がコンクリートの膨大な重量や、ポンプ車から吐出される際の激しい衝撃で押し潰されないよう、下から支え続ける力持ちの役割を担っています。
出典: 仮設工事標準仕様書(土木学会)
現場での使われ方・注意点
現場監督やとび職の間では単に「支保工(しほこう)」や「サポート」と呼ばれ、鉄筋や型枠が組み上がるのと並行して、その下部で緻密に組み立てられます。コンクリートを打ち始める前に、無数にあるサポートのピンが抜けていないか、高さ調整のネジが緩んでいないか、水平のつなぎ材が図面通りに入っているかを一つ残らず点検する段取りが極めて重要です。作業員が乗るための外部足場とは異なり、何百トンという桁違いのコンクリート荷重を支えるための特殊な構造計算に基づいています。ここでピンの差し忘れや配置間隔のミスがあると、コンクリートを流し込んでいる最中に重みに耐えきれずシステム全体が崩壊(パンク)し、作業員を巻き込む致命的な重大災害を引き起こします。
別の呼び方
型枠工事formwork system
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仮設工事の中での位置づけ
型枠支保工は「仮設工事」の用語です。同じ分類で、ほかの語の説明に最も多く出てくるのは山留め(2語の説明に登場)です。この分類の33語は仮設工事の用語一覧、ほかの分類は建設用語一覧から読めます。
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※ 実際の施工では、設計図書・仕様書・現場の指示を優先してください。誤りはお問い合わせへ。
この項目の最終更新: 2026-06-09