建辞郎建設・土木の用語辞典

仮設電気工事

かせつでんきこうじ

音声:VOICEVOX:雀松朱司

仮設工事

仮設電気工事とは

建設工事の着工から竣工までの期間中、現場内で必要となる電力を安全かつ安定的に供給するために、一時的に電柱からの引き込み配線や変圧器、分電盤などを設置する工事。「仮に受電・配線する」ことが名前の由来である。プレハブの仮設事務所の照明や空調をはじめ、タワークレーンやリフトなどの大型揚重機、職人が使う各種の電動工具や溶接機など、あらゆる現場作業の動力源を確保するために行われる。建物の完成が近づき、本設の電気設備が稼働して正規の受電に切り替わったタイミングで、これらの仮設設備はすべて解体・撤去される。

出典: 仮設工事標準仕様書(土木学会)

現場での使われ方・注意点

現場では単に「仮設電気」や「仮電(かでん)」と呼ばれる。準備工事の段階で専門の電気工事業者が乗り込み、現場のレイアウトに合わせて分電盤を配置していく。段取りの勘所は、雨水や重機のキャタピラによる断線・ショートを防ぐため、ケーブルを地面に這わせず、単管パイプなどを利用して架空(頭上)配線にすること。また、職人が多数の工具を同時に使ってブレーカーが落ちないよう、作業ピーク時の電力負荷を予測して適切な容量を確保する。分電盤には必ず漏電遮断器(ELB)を設け、定期的にテストボタンを押して感電事故を未然に防ぐ管理が現場監督に求められる。

別の呼び方

仮設電力temporary electrical work

仮設工事の中での位置づけ

仮設電気工事は「仮設工事」の用語です。同じ分類で、ほかの語の説明に最も多く出てくるのは山留め(2語の説明に登場)です。この分類の33語は仮設工事の用語一覧、ほかの分類は建設用語一覧から読めます。

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※ 実際の施工では、設計図書・仕様書・現場の指示を優先してください。誤りはお問い合わせへ。

この項目の最終更新: 2026-06-09