仮設給水・排水工事
かせつきゅうすい・はいすいこうじ
音声:VOICEVOX:雀松朱司
仮設給水・排水工事とは
建設現場において、工事期間中だけ必要となる水を利用・処理するために、一時的に配管や設備を設置する工事です。本設の設備ではなく、工事中のみ「仮に水を通す(給水)」「仮に水を捨てる(排水)」ことに由来します。作業員の飲料水や手洗い、コンクリートの散水養生、重機の洗浄などに使う水を供給する「給水設備」と、現場内に溜まった雨水や、ボーリング・泥水処理で発生した濁水を適切に処理して外へ放流するための「排水設備」の両方を構築します。工事着手時の準備工程として最初に行われ、建物や土木構造物が完成した後はすべて撤去して原状回復されます。
出典: 仮設工事標準仕様書(土木学会)
現場での使われ方・注意点
現場監督や職人はまとめて「仮設給排水(かせつきゅうはいすい)」と呼びます。現場の進行に合わせて重機が通る動線を避け、管が踏まれて割れないよう足場の下や地中浅くに配置計画を立てるのが勘所です。間違えやすい点として、本設の配管と混同して図面通りに埋めてしまうと後で撤去できなくなります。よくある失敗は、セメントのアクや泥を含んだ真っ白な濁水を、うっかり直接公共の側溝や河川に排出してしまうことです。これは重大な環境事故として罰則の対象となるため、必ず沈砂槽や濁水処理機を通して綺麗に澄んだ水にしてから放流する管理を徹底します。
別の呼び方
仮設給排水water supply system
仮設工事の中での位置づけ
仮設給水・排水工事は「仮設工事」の用語です。同じ分類で、ほかの語の説明に最も多く出てくるのは山留め(2語の説明に登場)です。この分類の33語は仮設工事の用語一覧、ほかの分類は建設用語一覧から読めます。
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※ 実際の施工では、設計図書・仕様書・現場の指示を優先してください。誤りはお問い合わせへ。
この項目の最終更新: 2026-06-09