建辞郎建設・土木の用語辞典

仮設用安全柵

かせつようあんぜんさく

音声:VOICEVOX:雀松朱司

仮設工事

仮設用安全柵とは

工事現場内で作業の進行に伴って発生する深い掘削溝や床の開口部、エレベーターシャフトなどの墜落危険箇所や、一般歩行者の通路との境界に一時的に設置される防護用の金網フェンスやパイプ柵のことです。危険箇所を「仮に遮断して安全を確保する柵」であることに由来します。基礎工事の根切り(土掘り)段階から、内装工事の吹き抜け周りまで、あらゆる工程において作業員や第三者の安全を守るために用いられます。工事現場の敷地全体を長期間にわたって囲い込む仮囲い(パネルフェンスなど)が防犯や防音を主目的とするのに対し、仮設用安全柵は日々の作業状況に合わせて頻繁に移動や組み替えを行い、目前の転落リスクを直接的に防ぐ役割を担う点が異なります。

出典: 仮設工事標準仕様書(土木学会)

現場での使われ方・注意点

現場監督や職人の間では単に「安全柵」や「バリケード」と呼ばれ、危険箇所が発生したその日のうちに、作業終了までに確実に取り付ける段取りが徹底されます。作業員がうっかり寄りかかったり、強風が吹いたりしても倒れないよう、単管パイプとクランプを使って周囲の構造物に強固に固定するか、自立式の場合は専用の重り(ウェイト)を確実に追加する措置が必要です。視線を遮るだけのカラーコーンやトラロープとは異なり、人がぶつかっても突破されない物理的な強度を持たせることが重要です。よくある失敗は、資材搬入のために一時的に柵を取り外し、そのまま復旧を忘れて帰ってしまうこと。暗闇の中で別の作業員がその開口部に気づかずに転落し、取り返しのつかない労災事故に発展します。

別の呼び方

安全柵safety fence仮設バリケード

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仮設工事の中での位置づけ

仮設用安全柵は「仮設工事」の用語です。同じ分類で、ほかの語の説明に最も多く出てくるのは山留め(2語の説明に登場)です。この分類の33語は仮設工事の用語一覧、ほかの分類は建設用語一覧から読めます。

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※ 実際の施工では、設計図書・仕様書・現場の指示を優先してください。誤りはお問い合わせへ。

この項目の最終更新: 2026-06-09