仮設クレーン
かせつくれーん
仮設クレーンとは
ビルや橋梁などの高所施工において、大量の資材や重い鉄骨の吊り上げ(揚重)を行うために、工事期間中のみ現場に設置されるクレーン設備のことです。高層建築物において、地上からでは届かない高さへ資材を効率よく運搬するために構築されます。主に建方工事から外装・内装の資材搬入工程まで長期間にわたって使用されます。タワークレーンやクライミングクレーンが代表的で、工事の進捗に合わせてマスト(支柱)を上へ伸ばしていく機構を備えています。車輪で移動できるラフタークレーンとは異なり、建物の構造体に固定され、工事完了後に解体・撤去されます。
出典: 仮設工事標準仕様書(土木学会)
現場での使われ方・注意点
現場の職人や監督からは単に「タワークレーン」や「タワー」と呼ばれます。段取りの勘所は、揚重できる重量と作業半径を事前に計算し、鉄骨や資材の搬入スケジュールを分刻みで調整することです。移動式クレーンと違い、一度設置すると場所を動かせないため、現場全体の配置計画が命になります。よくある失敗は、強風時(10分間の平均風速10m/s以上)の対応が遅れることです。風速制限を超えて無理に作業を続けると、吊り荷が煽られて足場に激突したり、最悪の場合は旋回ブレーキを解放し忘れて突風でクレーンのマストが折れ曲がったりする大事故になります。
別の呼び方
工事クレーンタワークレーンTemporary Craneタワージブクレーンクライミングクレーン
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仮設工事の中での位置づけ
仮設クレーンは「仮設工事」の用語です。同じ分類で、ほかの語の説明に最も多く出てくるのは山留め(2語の説明に登場)です。この分類の33語は仮設工事の用語一覧、ほかの分類は建設用語一覧から読めます。
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※ 実際の施工では、設計図書・仕様書・現場の指示を優先してください。誤りはお問い合わせへ。
この項目の最終更新: 2026-06-10