グラウチング
ぐらうちんぐ
グラウチングとは
トンネル工事やダム建設において、地盤の亀裂や岩盤の隙間、シールドトンネルのセグメント背後の空隙などに、セメントミルクや化学薬液などの液状注入材(グラウト)をポンプで圧入する工法です。英語で液状のセメントなどを注入することを意味する「grouting」に由来します。山岳トンネルにおける湧水を止めるための止水や、軟弱な地盤の隙間を埋めて周囲と一体化させ崩落を防ぐ地盤改良、またはロックボルトを地山に定着させる目的で行われます。地質や目的に応じて、超微粒子セメントやウレタン系薬液など様々な材料が使い分けられます。
出典: トンネル標準示方書(土木学会)
現場での使われ方・注意点
現場では短く「グラウト」や、薬液を使う場合は「薬注(やくちゅう)」と呼ばれます。適切な注入圧と注入量を設定し、対象の空隙が確実に充填されるまで圧力を保つことが段取りの勘所です。似た用語の「コンクリート打設」が自重で流し込むのに対し、グラウチングは圧力をかけて隙間にねじ込む点で異なります。よくある失敗は、注入圧を上げすぎて地表面が隆起したり、既設の構造物を変形させてしまうことです。また、高圧注入時にホースや接続金物が破裂して薬液が飛散する危険があるため、防護メガネを着用し、圧力ゲージを常時監視して施工します。
別の呼び方
根固めグラウト注入Grouting薬液注入グラウト工
この工種の歩掛
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トンネル工事の中での位置づけ
グラウチングは「トンネル工事」の用語です。同じ分類で、ほかの語の説明に最も多く出てくるのは計測管理(2語の説明に登場)です。この分類の14語はトンネル工事の用語一覧、ほかの分類は建設用語一覧から読めます。
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※ 実際の施工では、設計図書・仕様書・現場の指示を優先してください。誤りはお問い合わせへ。
この項目の最終更新: 2026-06-10