計測管理
けいそくかんり
計測管理とは
計測管理は、トンネル(NATM工法)や大規模掘削において、地山の挙動(沈下やはらみ出し)や支保工にかかる荷重、地下水位などをセンサーや内空変位計等で計測し、そのデータを分析して安全な施工を管理する手法です。測定値から状態を把握して管理することに由来します。掘削に伴う地盤の緩みや変形をリアルタイムで監視する現場で不可欠な作業です。変位量が事前の管理基準値(警戒値)を超えた場合は速やかに掘削を中断し、追加のロックボルト等で補強を行います。日常的に行うA計測と、代表的な断面で詳細に調べるB計測などの種類があります。
出典: トンネル標準示方書(土木学会)
現場での使われ方・注意点
現場では単に「計測(けいそく)」や「変位計測」と呼ばれます。切羽(掘削面)が前進するたびに新しい測点を設置し、発破や重機作業の合間を縫って初期値を素早く読み取る段取りが勘所です。出来形管理が完成品の寸法を確認するのに対し、計測管理は施工中の地山の動きや応力といった目に見えない安全性を確認する違いがあります。よくある失敗は、重機によるセンサーや通信ケーブルの引っかけ・切断です。測点が壊れると変位の連続データが途切れ、地山の異常な動きを見落として大規模な崩落事故を招く恐れがあるため、ケーブルの防護管設置が必須です。
別の呼び方
計測Instrumentation and Monitoring情報化施工動的施工管理変位計測
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トンネル工事の中での位置づけ
計測管理は「トンネル工事」の用語です。同じ分類で、ほかの語の説明に最も多く出てくるのはNATM(ナットム)(2語の説明に登場)です。この分類の14語はトンネル工事の用語一覧、ほかの分類は建設用語一覧から読めます。
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※ 実際の施工では、設計図書・仕様書・現場の指示を優先してください。誤りはお問い合わせへ。
この項目の最終更新: 2026-06-10