反り取り治具
そりとりじぐ
音声:VOICEVOX:雀松朱司
反り取り治具とは
JASS 6などに定められた、H形鋼などの溶接後に発生するフランジの反りや熱歪みを、テコの原理や油圧で強力に押さえつけて平らな状態に直すための専用工具です。鉄骨の部材を設計通りの正しい寸法と形状に仕上げるために用いられます。主に鉄骨加工工場の組立ヤードにおける矯正工程で使用され、部材の精度を確保する上で欠かせない機材です。油圧ジャッキと鋼材を挟み込むアタッチメントを組み合わせて曲がりを押す構造になっています。手作業のハンマー叩きでは直せないような分厚い鋼板の変形であっても、局所的に強い力をかけて修正することができます。
現場での使われ方・注意点
鉄骨加工工場の組立ヤードで、溶接工や組立工が歪みを取る作業で使います。段取りの勘所は、溶接熱が冷めて部材の変形が完全に定着する前に、適切な位置に治具をセットして加圧することです。バーナーで炙る「歪み抜き」と違い、物理的な力でダイレクトに曲がりを押し戻すのが特徴です。よくある失敗は、治具を当てる位置が悪かったり、アテ板を挟まなかったりして、鋼材表面に深い押し傷やへこみを作ってしまうことです。また、無理な加圧を続けると、直るどころか鋼材自体に亀裂が発生したり変形が悪化したりして、製品として使えなくなる不具合が起きます。
別の呼び方
そりとりじぐ反り取り治具ベンダー反り直し金物
建設工具・現場機材・測定器の中での位置づけ
反り取り治具は「建設工具・現場機材・測定器」の用語です。この分類の2語は建設工具・現場機材・測定器の用語一覧、ほかの分類は建設用語一覧から読めます。
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※ 実際の施工では、設計図書・仕様書・現場の指示を優先してください。誤りはお問い合わせへ。
この項目の最終更新: 2026-06-23