建辞郎建設・土木の用語辞典

共通仮設費配賦

きょうつうかせつひはいふ

音声:VOICEVOX:雀松朱司

現場管理

共通仮設費配賦とは

国土交通省積算基準等に定められた、工事全体で共通して使用する仮設設備(事務所、足場、仮設電気、揚重設備など)の費用を、各工区や部材の原価に按分して割り当てる処理のことです。単一の作業に紐付かない経費を、工事全体の予算のなかで適切に負担させるために行われます。主に月次出来高の集計や、複数工区が入り混じる大規模現場の原価管理工程で用いられます。仮設事務所や仮設フェンス、クレーン代などを各工区の直接工事費や床面積の割合に応じて配分するのが一般的です。これを正しく行うことで、工事ごとの正確な採算を把握できるようになります。

現場での使われ方・注意点

月次出来高の原価集計や、工区ごとの損益管理を行う際に現場の事務担当や所長が扱う処理です。段取りの勘所は、床面積比や直接費比といった各工区への配賦基準が本当に妥当かを事前に決めておくことです。直接仮設費(特定の作業だけに必要な足場など)とは異なり、全体で共有するコストをどう分けるかが問われます。よくある失敗は、配賦基準の検証が甘く、特定の工区に過大な費用を押し付けてしまうことです。これにより局所的な大赤字が発生して現場内の予算管理が混乱し、最終的な工事全体の利益率や歩掛かりの正確な見直しができなくなる事態につながります。

別の呼び方

こうじきょうつうかせつひはいふ共通仮設費仮設費按分

現場管理の中での位置づけ

共通仮設費配賦は「現場管理」の用語です。同じ分類で、ほかの語の説明に最も多く出てくるのは現場監督(4語の説明に登場)です。この分類の44語は現場管理の用語一覧、ほかの分類は建設用語一覧から読めます。

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※ 実際の施工では、設計図書・仕様書・現場の指示を優先してください。誤りはお問い合わせへ。

この項目の最終更新: 2026-06-23