寒中コンクリート施工計画
かんちゅうこんくりーとせこうけいかく
音声:VOICEVOX:雀松朱司
寒中コンクリート施工計画とは
冬季の低気温環境下におけるコンクリート工事において、打ち込み後の初期凍害を防止し、設計通りの強度を確実に発現させるために作成する総合的な施工計画。日平均気温が4度を下回る期間に適用され、適切な配合選定や練混ぜから、運搬、打設、そして加温養生までの手順を定めるために用いる。冬期にかかる建築・土木構造物の躯体工事や基礎工事の着手前に登場する。計画には、使用するセメントの種類や早強剤の添加といった材料面の対策と、仮設テントの設置や練炭・ジェットヒーターを用いた給存熱養生といった設備面の対策が盛り込まれる。
現場での使われ方・注意点
冬期の打設前に作成する計画書で、現場では単に「寒中(かんちゅう)」と呼ばれる。気温低下の予測だけでなく、養生上屋の組み方やヒーターの燃料手配、急な冷え込みに備えた練り炭や練り水加熱などのバックアップ体制まで詳細に盛り込むのが段取りの勘所となる。暑中コンクリート計画が乾燥や急激な硬化を防ぐのに対し、寒中計画は凍結防止と保温が主目的となる。ヒーター使用時の換気計画を怠ると一酸化炭素中毒の労災に直結するほか、養生温度のムラによってコンクリートの表面だけが凍結し、ボロボロと剥がれ落ちる深刻な初期凍害を引き起こす。
別の呼び方
かんちゅうこんくりーとせこうけいかく寒中計画書冬期コン打設計画寒中コンクリ施工計画
現場管理の中での位置づけ
寒中コンクリート施工計画は「現場管理」の用語です。同じ分類で、ほかの語の説明に最も多く出てくるのは現場監督(4語の説明に登場)です。この分類の44語は現場管理の用語一覧、ほかの分類は建設用語一覧から読めます。
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※ 実際の施工では、設計図書・仕様書・現場の指示を優先してください。誤りはお問い合わせへ。
この項目の最終更新: 2026-06-23