建辞郎建設・土木の用語辞典

工事費内訳書

こうじひうちわけしょ

音声:VOICEVOX:雀松朱司

現場管理

工事費内訳書とは

工事費内訳書は、建設工事における請負契約の締結や顧客への見積りを提出する際に、工事の総額だけを示すのではなく、仮設、土工、鉄筋、コンクリート、型枠、内装仕上げといった具体的な工種ごとに細分化した内訳とそれぞれの単価・数量を明記した詳細な計算書類である。プロジェクト着工前の見積り合わせや契約手続きの段階で作成・提出される。公共工事の場合は国土交通省等の定める標準的な積算基準に基づく書式が求められ、民間工事でも材料費と労務費を明確に分けるなど、費用の透明性を確保し、施主や発注者に対して適正な金額であることを証明するための基本資料として扱われる。

現場での使われ方・注意点

現場監督や積算担当者の間では単に「内訳(うちわけ)」や「明細書」と呼ばれる。施主と元請けの契約時だけでなく、元請けから専門工事業者へ発注する際にも作成される。作成時の勘所は、数量の単位を明確にし、「一式」という曖昧な表記を極力減らして、材料費と施工手間を別々に拾い出すことである。ここを大雑把に作ってしまうと、工事途中で設計変更や追加工事が発生した際に、元の単価がいくらだったのか証明できず、増減額の交渉が行き詰まるトラブルに直面する。類似する総括表や表紙見積りとは異なり、現場のすべての作業項目が網羅されている詳細なリストである点が特徴である。

別の呼び方

こうじひうちわけしょ見積内訳書契約内訳書

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現場管理の中での位置づけ

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この項目の最終更新: 2026-06-23