親綱設置支柱
おやづなせっちしちゅう
親綱設置支柱とは
親綱設置支柱(おやづなせっちしちゅう)とは、労働安全衛生規則第518条などの規定に基づき、高所の鉄骨梁の上などで作業員が墜落制止用器具(安全帯)のフックを掛けるための命綱である「親綱」を、適切な高さと張り具合で支持するためのスチール製器具です。通常、建物の柱や大梁のフランジ部分に専用のクランプやボルトでガッチリと固定して立てられます。足場がまだ組まれていない鉄骨建方の初期段階において、職人が安全に梁の上を移動できるようにするため、水平にワイヤーロープを張る土台として欠かせない自立式の仮設安全設備であり、墜落防止措置として設置が義務付けられています。
現場での使われ方・注意点
鳶職人の間では、命を預ける重要な安全設備として扱われます。鉄骨のH鋼の縁(フランジ)などに万力のようなクランプ金具やボルトで挟み込んで固定します。現場での最大の勘所は、この支柱の固定が少し হারানোর緩んでいないかを、設置直後に手で激しく揺すって徹底的にガタツキを確認することです。よくある痛ましい失敗は、取り付け部の締め付けトルク不足や、鉄骨の塗装が滑って支柱が斜めに傾いているのを見落としたまま親綱を張ってしまうことです。万一職人が足を滑らせて親綱に体重がかかった瞬間、支柱ごとポロリと外れて地面に墜落してしまうという、本来守るべき命を奪う最悪の事態につながります。
別の呼び方
おやづなせっちしちゅうスタンション親綱支柱
仮設工事の中での位置づけ
親綱設置支柱は「仮設工事」の用語です。同じ分類で、ほかの語の説明に最も多く出てくるのは山留め(2語の説明に登場)です。この分類の33語は仮設工事の用語一覧、ほかの分類は建設用語一覧から読めます。
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※ 実際の施工では、設計図書・仕様書・現場の指示を優先してください。誤りはお問い合わせへ。
この項目の最終更新: 2026-06-23