仮設費
かせつひ
音声:VOICEVOX:雀松朱司
仮設費とは
工事を完成させるために一時的に必要となるが、工事完了後には撤去されて構造物として残らない設備や施設の設置・解体に要する費用のことです。作業員が安全かつ効率的に作業を進めるための環境を整え、現場をスムーズに運営するために必要不可欠な資金として支出されます。足場や仮囲い、仮設トイレ、現場事務所、工事用電力の引き込みなど、着工前の準備段階から工事期間全体にわたって発生し続けます。工事全体に共通してかかる共通仮設費と、特定の作業工程にだけ直接ひもづく直接仮設費の二種類に明確に分類されます。
出典: 公共建築工事積算基準(国土交通省)
現場での使われ方・注意点
現場では実行予算を圧迫する大きな要因として常に意識されます。見積もり落ちしやすく後からの追加請求が難しいため、着工前の仮設計画図の段階で揚重機の配置や足場の組み立て範囲を徹底的にシミュレーションし、費用を算出して計上する段取りがコスト管理の鍵となります。建物の柱や壁として残る材料費とは違い、形に残らないため無駄遣いを減らす工夫が直接的に利益に直結します。典型的な失敗は、現場の敷地条件を見誤り、後から鉄板の敷き込みや追加の重機足場が必要になり、この費用だけで現場の利益をすべて吹き飛ばしてしまうことです。
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積算・工事費の中での位置づけ
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※ 実際の施工では、設計図書・仕様書・現場の指示を優先してください。誤りはお問い合わせへ。
この項目の最終更新: 2026-06-27