建辞郎建設・土木の用語辞典

火山性ガラス質複層板

かざんせいがらすしつふくそうばん

音声:VOICEVOX:雀松朱司

建築工事(躯体)

火山性ガラス質複層板とは

火山性ガラス質複層板(英: Volcanic silicates fiber reinforced multi-layer board、VSボード)は、建築で使う非木質ボードのひとつで、耐震性・耐火性・耐風性・耐久性の高いボードです。建物の強度や防火性能を確保するため、主に木造建築物や鉄骨造の外壁下地材、あるいは内壁下地材として用いられます。木工事や軽量鉄骨工事の工程で登場し、構造用合板の代わりに耐力壁を構成する材料として張られます。シラスなどの火山性ガラス質材料と鉱物繊維を層状に成型したもので、石膏ボードに比べて水に強く、屋外側の過酷な環境にも耐えられるのが特徴です。

出典: ウィキペディア日本語版「火山性ガラス質複層板」(CC BY-SA 4.0)を元に、建辞郎が現場向けに編集しています。

現場での使われ方・注意点

現場では「VSボード」等と呼ばれ、木造・鉄骨の外壁下地材として使用されます。耐力壁としての倍率を出すために、指定された釘の種類と打設ピッチ(間隔)、縁あき寸法を守って留め付けるのが段取りの勘所です。他の外壁下地材である構造用合板と比べて非常に重く、硬いため、切断時には専用の丸ノコ刃が必要となり粉塵も多く出ます。よくある失敗は、釘の脳天がボードにめり込みすぎることです。釘が深くめり込むと規定の壁倍率を発揮できず、構造検査で指摘を受けて増し打ちや張り替えの手戻りにつながるため、釘打ち機の圧力調整を事前に行う必要があります。

建築工事(躯体)の中での位置づけ

火山性ガラス質複層板は「建築工事(躯体)」の用語です。同じ分類で、ほかの語の説明に最も多く出てくるのは構造計算(2語の説明に登場)です。この分類の15語は建築工事(躯体)の用語一覧、ほかの分類は建設用語一覧から読めます。

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※ 実際の施工では、設計図書・仕様書・現場の指示を優先してください。誤りはお問い合わせへ。

この項目の最終更新: 2026-07-02