建辞郎建設・土木の用語辞典

コンファインド効果

こんふぁいんどこうか

音声:VOICEVOX:雀松朱司

建築工事(躯体)

コンファインド効果とは

コンファインド効果は、コンクリートを軸方向に圧縮する際、周囲を帯鉄筋(螺旋鉄筋)や鋼管で囲んで拘束することにより、圧縮耐力や靱性が大幅に向上する現象です。拘束効果とも呼ばれ、confinedは「閉じ込められた」という意味を持ちます。地震時などに建物へ横方向の大きな力が加わった際、コンクリートが外側へ膨らんで圧壊するのを防ぐために利用されます。鉄筋コンクリート造の建築現場において、柱の配筋工程でこの効果を前提とした構造設計がなされます。帯鉄筋や鋼管に囲まれた内部のコアコンクリートはコンファインド・コンクリートと呼ばれ、拘束材の形状によって効果の高さが異なります。

出典: ウィキペディア日本語版「コンファインド効果」(CC BY-SA 4.0)を元に、建辞郎が現場向けに編集しています。

現場での使われ方・注意点

柱コンクリートの破壊を防ぐ横拘束効果のことで、現場では帯筋(フープ筋)の135度フックを主筋に確実に引っかける施工と、規定のフープピッチに乱れが出ないような強固な結束が求められます。段取りの勘所は、コンクリート打設時の振動で帯筋が下がらないようにスペーサーでしっかりと固定することです。間違えやすい点として、加工のしやすさから90度フックを用いてしまうケースがありますが、これでは地震の揺れでフックが外れて拘束が解けてしまいます。拘束が失われると、柱のコンクリートが一気に崩壊して建物の倒壊につながる致命的な欠陥となるため、フックの角度と定着長さの確認は絶対です。

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建築工事(躯体)の中での位置づけ

コンファインド効果は「建築工事(躯体)」の用語です。同じ分類で、ほかの語の説明に最も多く出てくるのは構造計算(2語の説明に登場)です。この分類の15語は建築工事(躯体)の用語一覧、ほかの分類は建設用語一覧から読めます。

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※ 実際の施工では、設計図書・仕様書・現場の指示を優先してください。誤りはお問い合わせへ。

この項目の最終更新: 2026-07-02