鉄骨溶接
てっこつようせつ
鉄骨溶接とは
鉄骨造(S造)の建築物や鉄骨製橋梁において、工場または現地の建て方現場で、鋼材どうし(柱と梁、ブラケットなど)を高温で融解させ一体化させて接合する工程です。建物の荷重や地震力に耐える強固な接合部を作るために行われます。ボルト締めの後の躯体工事の終盤で登場し、構造物の骨組み全体の強度に直結するため、溶接工の技量と品質管理が厳しく問われます。被覆アーク溶接棒を使う手溶接と、炭酸ガスなどで保護しながら連続して溶接する半自動溶接などの種類があり、現場の風の強さや溶接姿勢によって使い分けられます。
出典: 公共建築工事標準仕様書(建築工事編)
現場での使われ方・注意点
現場では溶接工(有資格者)や現場監督が、鉄骨建て方後の本締め接合の作業を指して呼びます。溶接前に開先のサビや水分を取り除き、風によるシールドガスの流失を防ぐため防風シートで作業箇所を完全に囲うのが段取りの勘所です。よくある失敗は、気温が低い日や雨上がりに予熱を行わずに溶接を始めることです。急激な温度変化により溶接部に水素割れやブローホール(気泡)などの内部欠陥が生じやすくなります。溶接完了後の超音波探傷検査(UT)で欠陥が発覚すると、ガウジングで削り取ってから再溶接するという非常に手間のかかる手戻りになります。
別の呼び方
溶接工事鉄骨接合welding現場溶接アーク溶接UT検査
この工種の歩掛
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建築工事(躯体)の中での位置づけ
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※ 実際の施工では、設計図書・仕様書・現場の指示を優先してください。誤りはお問い合わせへ。
この項目の最終更新: 2026-06-10