鉄骨建方
てっこつたてかた
鉄骨建方とは
鉄骨造のビルや倉庫などの建築工事において、あらかじめ鉄工所で加工・製作された巨大な鋼鉄製の柱や梁をトレーラーで現場へ運び込み、大型のクレーンを使って上空へ吊り上げ、設計図通りの位置に順番に組み上げていく一連の組み立て工程。何もない更地の上に、建物の骨組みを一気に立ち上げていく極めてダイナミックな作業となる。レゴブロックを組み立てるように柱と梁を組み合わせた後、高力ボルトで強固に締め付けたり、接合部を高温のガスで溶接して一体化させたりすることで、地震や台風に耐えられる頑丈な建物の骨格を造り上げる。
出典: 公共建築工事標準仕様書(建築工事編)
現場での使われ方・注意点
専門の鉄骨鳶と呼ばれる職人や現場監督が主体となって進める。風の強い高所にある幅の狭い鉄骨の上を歩きながら、揺れる数トンの鉄骨を正確な位置に誘導して仮止めする熟練の技が要求される。作業中は落下事故を絶対に防ぐため、職人が移動する前に安全帯のフックを掛けるための親綱を必ず先行して張り渡しておくのが命を守る段取りとなる。よくある失敗は、下の方の柱の傾きを正確に直さないまま上の階を組み上げてしまうこと。上にいくほど傾きのズレが大きくなり、後からボルトの穴が合わなくなって修正不能な手戻りが発生する。
別の呼び方
建て方建方鉄骨上げ鉄骨工事建方工事鉄骨組立建て方エリクション鉄骨組立steel erection上棟てっこつたてかた
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建築工事(躯体)の中での位置づけ
鉄骨建方は「建築工事(躯体)」の用語です。同じ分類で、ほかの語の説明に最も多く出てくるのは構造計算(2語の説明に登場)です。この分類の15語は建築工事(躯体)の用語一覧、ほかの分類は建設用語一覧から読めます。
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※ 実際の施工では、設計図書・仕様書・現場の指示を優先してください。誤りはお問い合わせへ。
この項目の最終更新: 2026-06-10