建辞郎建設・土木の用語辞典

集水井内足場工

しゅうすいいないあしばこう

音声:VOICEVOX:雀松朱司

足場工事・高所作業

集水井内足場工とは

地すべりの原因となる地中の大量の地下水を効率よく抜くために、地面に深く掘り下げられた直径数メートルの縦穴(集水井:しゅうすいせい)の内部において、作業用のステージを構築する仮設工事のことです。この深い井筒の側面からさらに横方向へと排水ボーリング孔を何本も掘削するため、その削孔を行う重機(ボーリングマシン)を据え付けたり、職人が安全に作業したりするための足場が必要になります。主に単管パイプや専用の足場板を用いて、円形の内壁に沿うように組み上げられ、全ての排水管設置作業が完了した後に解体して撤去されます。地すべり防止工事という特殊な地下土木工事において、命綱となる極めて重要かつ難易度の高い足場組立作業です。

現場での使われ方・注意点

直径3.5メートル程度、深さは数十メートルにも達する暗く狭い井筒の底へ向かって足場を組み下げていく、特殊で過酷な作業環境となります。よくある事故のリスクは高所からの墜落だけではありません。地下深部であるため酸素欠乏症(酸欠)や、地層から突然噴出する硫化水素などの有毒ガス中毒、さらには想定外の大量の湧水による水没など、目に見えない危険と常に隣り合わせです。そのため、地上からの強力な送風機による絶え間ない強制換気と、携帯型ガス検知器を用いた有毒ガス濃度の常時測定、そして非常時に全員が瞬時に地上へ脱出できるタラップ等の確実な昇降設備の確保が、足場を組む上での絶対条件であり、現場監督の最優先の管理項目となります。

この工種の歩掛

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足場工事・高所作業の中での位置づけ

集水井内足場工は「足場工事・高所作業」の用語です。同じ分類で、ほかの語の説明に最も多く出てくるのは足場板(2語の説明に登場)です。この分類の13語は足場工事・高所作業の用語一覧、ほかの分類は建設用語一覧から読めます。

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※ 実際の施工では、設計図書・仕様書・現場の指示を優先してください。誤りはお問い合わせへ。

この項目の最終更新: 2026-08-01