数量測定
すうりょうそくてい
音声:VOICEVOX:雀松朱司
数量測定とは
数量測定は、設計図書や仕様書に基づいて、工事対象物の寸法・面積・体積などを測り出し、工事費算出の基礎となる数量(土工量、コンクリート体積、鋼材重量など)を把握する行為です。文字通り数量を測定することに由来します。設計・積算段階では図面から理論値を拾い出して発注金額を決定し、施工・竣工段階では現場での実施工量を確認して精算を行うため、すべての部門で実施される業務です。図面上で行う「図上計測」と、出来形を現地で測る「実測」のほか、近年は3Dモデルから自動算出するBIM/CIMを用いた手法などがあります。
出典: 公共建築工事積算基準(国土交通省)
現場での使われ方・注意点
積算担当者や現場監督が、図面からの拾い出しや現地での丁張・レベル測量を通じて行います。コンクリートの打設前などに、図面寸法と現場の型枠寸法を照合し、生コンの注文数量を過不足なく手配する段取りが勘所です。単なる長さを測る「寸法測定」とは異なり、単価を掛けて金額を出すための土台となる面積や体積を算出する違いがあります。よくある失敗は、基準となる積算基準(国土交通省等のルール)の解釈間違いです。控除すべき開口部の面積を引き忘れたり、異なる部材が交差する部分を重複してカウントすることで、最終的な工事費が実態と大きく乖離してしまいます。
別の呼び方
数量計測数量算定数量把握工事数量測定
積算・工事費の中での位置づけ
数量測定は「積算・工事費」の用語です。同じ分類で、ほかの語の説明に最も多く出てくるのは仮設費(2語の説明に登場)です。この分類の15語は積算・工事費の用語一覧、ほかの分類は建設用語一覧から読めます。
あわせて読みたい用語
※ 実際の施工では、設計図書・仕様書・現場の指示を優先してください。誤りはお問い合わせへ。
この項目の最終更新: 2026-06-18