建辞郎建設・土木の用語辞典

野縁

のぶち

音声:VOICEVOX:雀松朱司

内装・仕上げ工事

野縁とは

部屋の天井を造る際、石膏ボードや化粧吸音板などの天井仕上げ材をビスで打ち付けて固定するための受け皿となる、細長い下地部材のことです。完成した後は天井裏の隠れた部分(野の部分)に配置される縁木であることから、この名で呼ばれます。木造住宅の場合は30mm×40mm程度の角材が使われ、ビルやマンションでは軽量鉄骨(LGS)が主流です。上階の床スラブや梁から吊りボルトや吊り木で下げられた「野縁受け」という部材に対して、格子状または一定の間隔で平行に交差するように専用の金具で固定され、天井の平らな面を形作ります。

現場での使われ方・注意点

内装工事が始まると、大工や軽天(けいてん)ボード工が天井を張る前段取りとして組み立てていきます。作業の勘所は、レーザー墨出し器を使って基準となる水平の高さ(レベル)を部屋全体でミリ単位で厳密に揃えることです。ここが波打っていると、後から張る天井のボードに段差ができて仕上がりが悪くなります。よくある失敗は、ダウンライト等の埋め込み照明や点検口を取り付ける位置に野縁を配置してしまい、後から電気屋が器具を開口部に入れようとした際に下地と干渉し、野縁を一部切り取って補強し直すという無駄な手戻りが発生することです。

関連動画

内装・仕上げ工事の中での位置づけ

野縁は「内装・仕上げ工事」の用語です。同じ分類で、ほかの語の説明に最も多く出てくるのはLGS(2語の説明に登場)です。この分類の3語は内装・仕上げ工事の用語一覧、ほかの分類は建設用語一覧から読めます。

あわせて読みたい用語

野縁についてAI相談で調べる →

※ 実際の施工では、設計図書・仕様書・現場の指示を優先してください。誤りはお問い合わせへ。

この項目の最終更新: 2026-06-19