薄肉管サンプラー
うすにくかんさんぷらー
音声:VOICEVOX:雀松朱司
薄肉管サンプラーとは
軟弱な粘性土地盤の深部から、地中にあるときの土の構造が乱れていない高品質な不撹乱試料を採取するために用いられる、ステンレスや真鍮でできた管壁の厚さが極めて薄い円筒形の採取器具です。対象となる地盤が将来の建物の重さに耐えられるか、あるいは沈下しないかを正確に評価するための試験用サンプルを得るために使います。主にボーリングマシンを用いた地盤調査の工程において、孔の底に静かに押し込んで使用されます。この器具で採取された土は、力学試験などの各種室内土質試験に供試体としてそのまま持ち込まれます。
現場での使われ方・注意点
地質調査のオペレーターや現場監督の間では、英語名の「シンウォールサンプラー」と呼ばれるのが一般的です。地盤に押し込む前に、チューブ先端の非常に薄い刃先(カッティングエッジ)に変形や欠けがないかを指先でなぞって入念に確認することが最も重要な勘所です。間違えやすい点として、砂利混じりの硬い地層に対して無理に使用すると一発で先端が座屈して使い物にならなくなります。刃先が傷んだまま無理に採取を続けると、試料内部の土の骨格が破壊されてしまい、その後の土質試験で実際の地盤よりも極端に弱い数値が出てしまいます。
別の呼び方
うすにくにくかべさんぷらーシンウォールサンプラー薄肉肉壁サンプラー
資材・材料の中での位置づけ
薄肉管サンプラーは「資材・材料」の用語です。同じ分類で、ほかの語の説明に最も多く出てくるのはアスファルト(13語の説明に登場)です。工程や用語同士の関係は資材・材料の基礎、この分類の74語は資材・材料の用語一覧、ほかの分類は建設用語一覧から読めます。
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※ 実際の施工では、設計図書・仕様書・現場の指示を優先してください。誤りはお問い合わせへ。
この項目の最終更新: 2026-06-22